曹洞宗福島県⻘年会（以下、当会）では、昭和57年より檀信徒布教教化の⼀環として「禅の暦」カレンダー頒布活動を通じ、これまで多くの⼈々に禅の教えを広めてまいりました。

　令和7年版はテーマを『詠讃歌のこころ』とし、詠讃歌の歌詞カレンダーを制作いたしました。曹洞宗の御詠歌「梅花流詠讃歌」は、昭和27年⼤本⼭永平寺を開かれた道元禅師さまの700回⼤遠忌を記念して⽣まれました。そして、本年は、⼤本⼭総持寺を開かれた螢⼭禅師さまの700回⼤遠忌を迎えております。その機縁を拝し、お釈迎さまや両禅師さまのみ教えを讃仰し、趣旨といたしました。

　また、紹介いたします「詠讃歌の歌詞」の背景には写真が掲載されております。60周年を迎えた当会の活動（慰霊⾏脚や仏教イベント）、お盆やお彼岸の⾵景、修⾏の根幹である「坐禅」等であります。

　新たな試みとして、各カレンダーに記載してある⼆次元バーコードを読み込むことにより、福島県の梅花講員の皆さまによる梅花流詠讃歌の調べをご視聴する事ができます。この機会に梅花流の清韻を知っていただければ法幸に存じます。

　本カレンダーを年末年始の配布物等にご活⽤いただき、檀信徒の皆きまへの布教強化の⼀助となれば幸甚です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

合掌

令和6年8⽉吉⽇

曹洞宗福島県⻘年会会⻑

内藤宏信 九拝

同カレンダー委員会委員⻑

村上徹信 九拝